数値化できないこともある！

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スポーツ子育てアドバイザー

from 高柳渉

こんにちは！高柳です。

先日、担当しているボール遊び教室の幼児クラスでこどもたちが３～５人くらい私の上に乗ってきて、首や背中が痛いです…。こどもたちに遊ばれています…。笑

それを見ていたすずコーチには「意外と幼児さんから人気あるんだね～」と笑いながら言われました。果たしてそうなのでしょうか…？笑

今日はそんなコーチで遊んじゃう愉快な幼児さんたちとの関わりの中でのことをシェアしていきたいと思います。

泣きあり、笑いあり

幼児クラスの様子は、一言で表すと「混乱」です。笑

ゲーム中に夢中になって、ボールを投げまくる子もいれば、置いてあったマーカーに興味を持ち出してマーカーを触りまくる子もいたり、ボールを投げて上手くいかず泣いている子もいれば、「のどが渇いた！」「汗かいた！」と言って自主休憩する子もいます。

想像しただけで笑えませんか？笑

すずコーチは、そんな混乱している状態なのにほぼノーリアクションな私の反応がツボらしいです。

もちろん、こどもたちが何をやっているか気付いてはいます！でも、この教室は、名前の通り「ボール『遊び』教室」なので、こどもたちに強制させるようなやり方は違うな～っと思ってたどり着いたのが今の状態です。笑

でも、こどもたちも楽しそうに伸び伸びとやっていますし、保護者の方も毎回爆笑しながら見守ってくれています。私的には、始まりと終わりの挨拶がみんなでちゃんとできれば「あーだ、こーだ」言いません。

この幼児クラスを指導していると思うことがあります。それは、「できる・できないに関係なく、こどもたちは楽しんでいるな！」と。

この前、ボールを投げて的を狙い、得点を競うゲームを行っていたんですが、得点がたくさん取れた子が嬉しそうに喜んでいました。この子は、１０点以上取れたそうです。そして、隣の子も同じくらい喜んでいます。私がその子に「○○君、何点取れたの？」と聞いたら「０点だよ！」と教えてくれました。

私は、心の中で「えっ！０点！？こんなに喜んでいたのに。」と思いましたが、その子はすごい喜んでいたので「楽しかったねー！」と伝えました。

この話を聞いてあなたも「えっ！？」と思いませんでしたか？

この子は、０点なのに喜んでいたのです。不思議ですよね。普通は、０点なら悔しがったり、幼児さんなら泣いたりするのに、その子は喜んでいるんです。

私たち大人は、大抵のことを数字を見て、良し悪しを判断しています。

例えば、

・収入　・テストの点数　・ゲームのスコア　・商品の価格　・５０ｍ走のタイム　・縄跳びの回数

など色んなことを数値化して、評価しています。

私たちは、無意識的にその判断をこどもたちにも当てはめてしまっています。

・的当て競争でたくさんたくさん点が取れれば「良い」、取れなかったら「悪い」

・テストで得点が９０点なら「良い」、３０点なら「悪い」

といった感じで。

でも時に数値化による判断は、危険な場合があります。

それは、「こどもたちは、数値で判断していない」ということです！

こどもたちは、たくさん得点が取れなくても「楽しい」「嬉しい」「好き」などとポジティブに思っていることがあります。たとえできなくても「なんか好き」という感じで、こどもたちの判断基準は、「感情」なのです。

こどもたちの判断基準は、「感情」なのに私たち大人が「数字」で判断していたら、こどもたちの「好き」を奪うことにもなりかねません。

数値が高いからと言って、好きかどうかはまだ別です。必ずしも数値が「高い＝好き」「低い＝嫌い」というわけではないんですね。

こどもたちが好きなのかどうなのかは、こどもたちの様子や感情を見てあげることもとても大切ですね！

目に見えやす数値やデータというものだけに引っ張られ過ぎないように気を付けましょう！

それでは今日はこの辺で！

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