体育指導がなかなか上手くいかないと感じている先生へ。
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スポーツ子育てアドバイザー
from 高柳 渉
こんにちは!高柳です。
本日は、アミーゴプログラムで保育園に訪問して、運動遊びの指導をした際に先生方が困っていたこととその時に私がお伝えしたことをシェアしていきたいと思います!
こどもたちができるようにならない…
様々な保育園を訪問して、先生方から聞いた悩みは、
「こどもたちが(跳び箱や鉄棒、マット運動など)なかなかできるようにしてあげられない…。」
という悩みでした。
このような悩みは、多くの先生が抱えているのではないでしょうか?
今回は、保育士の先生方でしたが、もしかしたら小学校の先生方などでも同様の悩みを抱えているかもしれませんね。
このような悩みって、こどもたちを預かっている先生方のあるあるなんです。
なぜなら、先生方はこどもたちの命を預かっていて、責任感が強いからです。でも、その責任感が時にあなた自身を追い込んでしまう可能性もあるんです。
この悩みをそのままにしていると、仕事をストレスに感じてしまったり、こどもたちと向き合うことが辛くなってしまいます。最悪の場合、退職してしまうこともあるかもしれません。
そうなる前にあなたにこどもたちに運動を指導する際の心構えをお伝えしたいと思います。もしあなたが、園長先生や管理職ならお伝えすることを先生方にお伝えしてもらいたいと思います!
先生たちに知ってもらいたいこと
まず必ずこどもたちは、「できない」からスタートします。「できない」状態から練習をして、「できる」ようになります。私たち大人は、「できる」=普通、「できない」=特別(ネガティブな意味で)と考えています。でも、こどもたちからしたら「できない」=普通、であり、「できる」=特別(ポジティブな意味で)なんです!
こう考えるといかにこどもたちへ大人の考えを押し付けてしまっているのかを私は気が付かされました。
こどもたちには、4月生まれの子もいれば、3月生まれの子もいます。クラスには、ほぼ1年発達度が異なる子もいます。そんな集団のこどもたちを「全員できるようにする」ことなんて本当に難しいことです。「できる子もいれば、できない子もいる。」それが当たり前です。
ただ「今できないだけ」なんです!
体の発達やその後の運動経験でこどもたちは、いくらでもできるようになります。でも、そんなこどもたちをできるようにしようとすると無理が生じます。先生方は、「できるようにしてあげなければ…。」という責任に襲われ、その想いがこどもたちには、プレッシャーとなってしまいます。
こうなってしまったらこどもたちは、先生や運動と向き合うことが怖くなってしまい、やりたくなくなってしまいます。やらないので、経験が無くなり、できるようにならない。という悪循環となってしまうのです。では、どうしたらいいのか?
大切なことは、
「数字や結果ではなく、こどもたちを楽しませること」
です!
私たち大人は、「何秒で走れた!」や「跳び箱を何段跳んだ!」とか「逆上がりが出来た!」、「前転・後転ができた!」などと結果や数字を重視してしまいます。でも、幼いこどもたちにこれから何十年も体を動かすことが楽しみであることの方が大切だと私は思うんです。
もしかしたら、十分に体力がつかず風邪をひきやすい子になってしまうかもしれません。好きなことを思いっきりできない体になってしまうかもしれません。「どうせできない…。」とあきらめ癖がついてしまうかもしれません。
今あなたの指導でこどもたちが運動嫌いになってしまい、こんな想いをしてしまったらどうですか?
こんなことが起きたらあなたも本当につらいと思います。
でも、これがこどもたちの日常で起きています。
こどもたちが運動や体を動かすことが大好きになって、自分のやりたいことを思いっきりできるように大人の考える結果や数字にとらわれるのではなく、
「こどもたちを楽しませてあげる!」
ということを考えてあげてください!
こどもたちは、運動が大好きになれば、今できないことでも、体が発達して、経験を積めばできるようになります!
あなたが今伝えるべき「体を動かす楽しさ」をこどもたちに伝えてあげてください!
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当クラブでは、こどもたちに「運動=楽しい!」を伝える運動プログラムを提供しています。
気になった方はこちらからお気軽にお問合せください!