スポーツマンとは??
東京/総合型地域スポーツクラブ
スポーツクラブforLIFE日野 代表
高柳 渉
山奥にて…
皆さん、ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
思う存分、お子さんと過ごしていますか?
私は仕事の事情で山の方に来ています。笑
こちらは朝晩の気温差が激しくて、体がついて行かないです…
さて、今日のテーマは「スポーツマンとは??」です!
よくスポーツマンシップという用語は聞きますが、どんな意味なのか考えたことはありますか?
なんとなく相手をリスペクトすることや、審判に抗議しない、礼に始まり礼に終わるなどというイメージがありますね。
ショッキングな出来事
先日Jリーグでとてもショッキングな出来事がありましたね。
知らない方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、ピッチ上の選手がボールボーイがボールを渡すのが遅かったとして、
ボールを投げ返し、ボールボーイを小突いた。さらには近くにいたサポーターは、そのボールボーイにアルコールをかけたという出来事です。(簡単な説明にしてしまったので、詳しく知りたい方はお調べください。)
ちなみにこのボールボーイは中高生らしいです。もちろん選手は大人であり、サポーターはアルコールをかけたということのようなので大人でしょう。
もちろんですが、この選手とサポーターの犯した行動は最低です。
相手はJリーガーに憧れているであろう中高生。そのような子に暴力を振るったということは犯罪とされてもおかしくありません。
この選手とサポーターにとっては、一度の過ちかもしれませんが、ボールボーイの子にとっては一生のトラウマとなってしまったかもしれません。
絶対に許されることではありません。
怒りと同時に「こんな選手を育てたくない」という思いにかられました。
スポーツマンってどうあるべきなのだろう?
この事件から「スポーツマンってどうあるべきなんだろう」と考えさせられました。
私は以前ブログでも書きましたが、「スポーツとは、楽しいものでなければならない」と考えています。
その考えをもとに考えるとスポーツマンとは、「スポーツを楽しみ、そして、スポーツで人を楽しませることができる人」を指すのだという考えに至りました。
つまり、スポーツを行う者は自分がスポーツを楽しみ、さらに他人をも楽しませなければいけません。
それにもかかわらず今回のボールボーイを小突いた選手は、自分の感情すら抑えられず、せっかくスタジアムにサッカーを楽しみに来たボールボーイを楽しませることもできず、スポーツマンとして失格であったということになります。
この選手のことは全く知りませんが、サッカーしか教えてもらえず、スポーツマンとしての振る舞いや教育をしてもらえなかったんだろうなと思いました。
私は正直、この選手だけの問題ではないと思います。この選手に関わって来た全てのサッカー指導者、保護者、友人、チームメイトなどにも責任があると思います。
選手を育てる前に人として育てなければいけない。
1人で育っていけるように手助けしなければいけない。
サッカーだけできる人間を育てたってなんの意味もありません。
私たちのクラブでは、立派な人・スポーツマンとして、「スポーツを楽しみ、そして、スポーツで人を楽しませることができる人」を育てていきたいと改めて感じました。
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