運動不足のこどもたちが危ない!

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スポーツ子育てアドバイザー

from 高柳 渉

 

こんにちは!高柳です。

 

今日のブログは、最近のこどもたちの置かれた環境やコロナウイルスの影響によるこどもたちのある変化からどのようなことが起きているのかということをお伝えしていきたいと思います。

 

こどもたちの環境が激変

今年に入り、いきなりコロナウイルスが出現して以来、私たちの生活や仕事など様々なことに大きな変化を与えてきました。とてつもないスピードで変化していく社会情勢・社会生活に私たちも必死になってついていきました。

 

緊急事態宣言が発令され、学校やスポーツ教室は臨時休校となり、外出も自粛が求められ、その状況が数ヶ月も続きました。

 

今もコロナウイルスの心配は、残っているものの、以前よりも少しずつ元の生活や社会を取り戻してきましたが、もう元には戻らないこともあるのかもしれません。

 

そして、やっとこどもたちの学校や習い事が再開し、forLIFE日野のサッカースクールなども再開しました。

 

私自身、他の場所でもこどもたちの運動指導を行ったり、色んな所の指導者仲間の方と情報交換をして、明らかになってきたことがあります。

 

それは「こどもたちの運動能力の低下が著しい」ということです。

 

さらに、こどもたちに今までになかった様子が見られるようになったそうです。例えば、

 

・こどもたちの寝つきが悪い。

・すぐに感情的になり、イライラしている。

・なかなかやる気が起きず、無気力に過ごしている。

・毎日のように夜更かししている。

・集中力がなかなか続かない。

・以前より、体力がなくなり、疲れやすくなった。

・生活リズムが崩れている。

・体型が丸くなってきり、体重が増加した。

 

などが挙げられます。

このようにこどもたちにとって多くの悪影響が見られています。

 

私もサッカースクールでこどもたちと過ごしていて、

 

・すぐに疲れてしまい、休憩をしたがる。

・なかなか最後まで集中して、取り組めない。

・転んだり、ぶつかることが多くなった。

 

などの様子が見受けられます。

 

こどもたちは、成長期なので背が伸びたり、体重が増えたり、体型が変化することは、悪いことではありません。

 

しかし、その体に合わせた体力や多様な動き、スピード、柔軟性、機敏さなど自分の体をコントロールする能力が身についていないことが問題なのです。

 

この問題をこのままにしておくと、こどもたちは、

 

・夜更かしが習慣化され、規則正しい生活ができなくなり、生活が荒れてくる。

・自分のコントロールできる体でなくなってしまい、大きな怪我が増えてしまう。

・体力がなくなり、体調を崩しやすい・疲れやすいことから無気力になってしまい、物事に取り組む意欲を失ってしまう。

・集中力が無くなり、注意散漫になり、学力にも悪影響が出る。

・気持ちのコントロールが効かず、家族や友だちと喧嘩ばかりで良好な人間関係が築けない。

 

などと、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、この中の一つでも起きてしまえば、こどもたちにとって辛い出来事が起きてしまうかもしれません。

 

もちろん、これは社会からの影響なので、こどもたちや保護者の方が悪いわけではありません。2~3ヶ月も家にいなければいけなく、今でも外に出かけることや運動することもなかなかできません。また、猛暑も重なり、半年ほど外出や運動ができなかった訳ですから正直、仕方ないことでもあります。

 

でも、こどもたちに起きて欲しくない未来を変えられるのは、私たち大人しかいません。

 

こどもたちの成長にはタイミングがある

実は、こどもたちの運動能力の成長には、タイミングがあります。こどもたちの発育は、図のスキャモンの発達曲線のように進んでいきます。

特に青い「神経系」の曲線を見ると、3歳から急激に上昇し、10歳を過ぎるとほぼ横ばいとなります。これは、3歳~10歳頃までに運動神経や脳神経がほぼでき上がってしまうということなんです。

 

この時期には、多様な動きの獲得に適していて、多くの時間を保育園や小学校で過ごします。

 

しかし、今回のコロナウィルスの影響で保育園も小学校も臨時休校となってしまい、夏に猛暑でなかなか運動できなかったこどもたちは、体だけ大きくなり、重要な多様な動きの獲得ができていないのです。

 

この発育発達のタイミングを逃すとスポンジのように多くのことを吸収できなくなってしまうので、これからたくさんの運動機会を作ることが重要になります。

 

forLIFE日野のサッカースクールやスポーツ教室では、競技の特定の動きにとらわれず、色んな動きやゲーム性のあるメニューなどに取り組み、こどもたちがおもいっきり体を動かせる機会を作るよう心がけています。

 

もちろん、成長には個人差があるので10歳を過ぎても多様な動きを獲得することは可能です。

 

大切なことは、運動を始めることと継続することです。そして、継続するためには、こどもたちが運動することを楽しんで大好きになってもらうことです。

 

ぜひ、こどもたちの未来のために今できることを始めてみてくださいね。

 

 

スポーツで日野市の生活に豊かさを!!

 

 

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