ゴールの無い迷路で迷っていませんか??

東京/日野市/総合型地域スポーツクラブ/サッカースクール/地域貢献活動/幼児体育/保育園巡回体育指導
from 上原鈴香
こんにちは!
先日東京でもついに緊急事態宣言が解除されましたね。
その嬉しさと第二波がすぐに来てしまいそうな状況に不安を覚え、今後の自分の行動をどうすべきか悩んでいます。。。
学校が休校になると、学習面で差がつくから心配?!
子どもたちの学校が休校になった頃からニュースのインタビューで答えている保護者の意見に疑問を感じているのですが。
その意見というのは、
「学校が休校になると、勉強が遅れて周りの子に差をつけられる。」
というもの。本当にそうでしょうか?
ここからは私の意見で、賛否両論あると思いますが、
「学校で、テストで、受験で、高い点数を取ることがそんなに大切?」
「休校になって、教育を受けられなくなるのは周りの子も同じなので、逆にチャンスなんじゃない?」
と思ってしまいます。
だって、一昔前と違って、一流と言われる大学を卒業しても、安定した職につける保証はもうなくなりました。
もちろん、勉強は無意味だ!と言いたいわけではありません。
勉強することによって、選択肢が広がるのは事実です。
またまた私の意見ですが、
家で積極的に勉強出来ない子は、きっと学校でもそんなに真剣に授業を受けていません。
逆に、「高い点数を取りたい!」と子ども自身が本気で思っていれば家でも進んでやるはずです。
私の友人に、学生時代授業以外で勉強している姿を見たことがない人がいました。
でも、成績も常に上位、高校も大学も、そして大学院も県内トップの学校、留学も何度かし、入社試験では首席で内定◎
凄くないですか??
でも、私を含め友人一同は不思議で仕方ありませんでした。笑
私は中学生の頃、そんな彼女に「ねぇ、なんでそんなに勉強してないのにいつもいい点数なの?」と聞いたことがあります。←負けず嫌いだから悔しかった。笑
その答えは、、、
「学校のテストは、授業を真剣に聞いて、宿題すれば大体点数取れる!」ですって。
たしかにそうですよね。
教科書で教えたことを基に先生方はテストを作ります。
(たまに意地悪な先生もいますが。笑)
ちなみに、彼女は「あとは好きなことをたくさん勉強する」とも言っていました。
結局はそこですよね。
学校のテストで高い点数を取りたければ、授業を真剣に聞いて宿題や復習をし、
別の目的(例えば、進学先や留学など)があるのなら、自分がそれについて必要だと思うことを学ぶ。
好きこそ物の上手なれ!
この一言に尽きると思います。
目標や目的が曖昧だと、私たち人間は頑張ることができません。
少し苦しいことがあると放り出したくなります。楽なことを選択します。
子どもを見ていて思いませんか??
そして、こんなことを言ったことがありませんか??
「ゲームばっかりしていないで、勉強もしなさい!」
「勉強しないなら、部活に行くのは禁止!」
などなど。
そんな子たちはきっと”何のために”勉強するのか、
した方がいいのかを理解していないのだと思います。
だから、楽しいゲームや部活など自分の好きなことばかりするのです。
目的、目標がなんなのか。
それらを英語に直訳すると、GOAL
サッカーやバスケなどで考えると少しわかりやすいかもしれません。
GOAL(得点)をとるために、パスを繋いだり、ドリブルしたり、守ったり。
パスやドリブル、守備はそのための過程です。
パスを繋いだ回数が 100本のAチームと10本のBチームの試合でも、
ゴールの数が 1 と 3 であれば、Bチームの勝ちです。
過程がどんなにかっこよくても、ゴールを奪えなければ得点になりません。勝てません。
ただ、得点にならなくても、勝てなくても、その過程がしっかりしていれば、
見ている人を魅了しますし、周りは評価してくれます。
これは、スポーツを離れても当てはまりますよね。
自分の出来る限りの準備をしたけど、GOALまで届かなかった。。。
そんなことはよくあることです!
振り返って反省をして、もう一度挑戦をしてもいいし。
そのGOALとは別のGOALを目指して、新たな準備をするのもいいですね!
ゴールの無い迷路で迷わないで!
話を冒頭の
「学校が休校になると、勉強が遅れて周りの子に差をつけられる。」
に戻しますが。
今回休校になった目的は、「コロナウイルスの感染拡大防止」です。
当たり前ですが行政は、
《教育の提供 < 命を落とすリスクを減らす》
ことを選択したわけです。
それは当然です。
命を落としてしまったら、元も子もありません。
いじめ問題や他の問題についても同じことが言えると思います。
「いじめられてるから(ツラいから)学校に行きたくない。」という自分の感情を押し殺して、
親の期待に応えようと学校に行く。
でもどうしようもなくなって、自殺してしまったり、閉じこもったり、うつ病になってしまったり。
保護者の方には、国民の義務の一つとして「教育を受けさせる義務」があるので、
学校に行ってほしいと考えるのも当然のことだと思います。
しかし、教育が受けられるのは学校だけではありません。
条件はありますが、フリースクールやホームスクーリングなどの手段もあります。
目的は「子どもに教育を受けてもらうこと」です。
先日の記事(コチラから→ ”いい子”になっていませんか??)とも関連しますが、
子どもが本音で話せる環境を整えて、そして「目的」が何なのかを話し合ってみてくださいね!
残念なことに、ゴールのない迷路は脱出することが出来ずに、彷徨い、孤独を感じ、苦しくなるだけです。
子どもも一人の人間。
その子の人生が豊かになるように、その子が決めたGOALに必死に、そして楽しみながら向かえるように、保護者や私たち周りの大人はサポートしていきたいですね!!
それでは、また〜(^^)/
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