「やりたくない!」というこどもたちいませんか?

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スポーツ子育てアドバイザー

from 高柳 渉

 

こんにちは!高柳です。

 

本日は、私が指導を担当している幼児向けのボール遊び教室、実はこの教室を始めて1年程が経過したんですが、3~5歳児のこどもたちに大きな成長がありました!

この教室でのこどもたちの成長が保育園の先生のためになるのではと思ったので、あなたにシェアしていきたいと思います!

 

「やりたくない!」とまさかの拒絶からのスタート

このボール遊び教室3~5歳児のこどもたちで構成されているんですが、現在はみんな、場やコーチにも慣れ、毎回楽しく過ごしています♪

 

でも、このクラス最初からこんなに平和な場ではありませんでした…。笑

 

この教室が開設され、こどもたちが集まり、教室のプログラムを始めようとすると「やりたくない!」と言い始める子やベンチに座って、無言の参加拒否!汗

 

こどもたちから予想外のストライキを受けてしまいました。笑

 

でも、この「やりたくない!」という子って、あなたの保育園にも1人はいませんか?

こういう子をクラスの中に入れることってなかなか難しいですよね。

 

きっとこの子は少し運動に苦手意識を持ってしまっていたり、ボールに恐怖心を持っていたり(プールだと水に恐怖心を持っている子いませんか?)、心配性で自信が無かったり、体育の時間といういつもと違う様子(みんなが動き回っていたり、大きな声を出していたり)を怖く感じてしまっているのかもしれません。

 

ここで先生に一つ注意してもらいたいことがあります。

それは、「嫌がっている子に無理やりやらせない」ということです。なぜなら、運動に対して、苦手意識や恐怖心をさらに持ってしまうからです。無理やりやらせるということは、一生取り戻せない悪循環を生んでしまうんですね…。

 

でも「やらない」こともある問題を生み出してしまうのです。

それは「その子だけ運動経験が少なくなってしまい、発育発達が他の子よりも遅れてしまう」ということです。

 

きっとあなたもこのような心配を抱いていたのではないでしょうか?

それは間違っていません。確かに何もやらずにいたらその子の発育発達に大きな影響が出てきてしまいます。

 

なので、「やりたくない!」という子には、無理やりやらせるのではなく、アプローチを少し変えて、取り組んでいきましょう!

 

「やりたくない!」子へのアプローチ方法

「やりたくない!」という子は、苦手意識や恐怖心、できるか自信が無いという不安を抱えている子がほとんどです。理由がない子はほとんどいません。

なので、安心して取り組めるようなアプローチをしてあげましょう!

 

①見学でもオッケーという意識を持つ

運動に苦手意識や恐怖心を持っている子は、いきなり他の子と取り組むことは難しいです。さらに、運動から遠ざかってしまう可能性もあるので、まずは同じ場にいて、場慣れするという目的を持ちましょう。

周りのお友だちが楽しそうに取り組んでいる様子を見ていたら、少しずつ「やってみようかな?」という好奇心が湧き出てくるかもしれません。その子が楽しそうに見ていたら「○○くんもちょっとやってみる?」と声かけをしてみてください。

 

②先生と一緒にやってみる!

この子が興味を持ち始めたら、安心してできるように先生と一緒にやってみましょう!

例えば、おにごっこであれば、先生と一緒に逃げてみたり、ボール遊びであれば、その子ができるように先生が助けてあげてみてください。先生がいる安心感で苦手意識や恐怖心を少しづつ取っていきましょう!

 

③簡単なことからチャレンジしてみる

次はなるべく、その子一人で、または、近くに先生がいる状態でやってみましょう!

ここで大切なことは、その子に成功体験をさせてあげることです!

成功体験は、難しいことではなくていいです。一見、簡単だと思うことでもその子にとっては、大きな一歩です。

例えば、ボールを上に挙げて、キャッチでもいいですし、おにごっこで5秒間逃げ切るでもいいです。

 

スモールステップで小さな階段を上がるように、少しずつ少しずつできることを増やしてあげましょう!

 

 

ここまでくれば運動に苦手意識や恐怖心を持っている子でも成功体験をして少しずつ自信を得たことで、一人で取り組むこともできるようになり、クラスという集団の中に入って、みんなと同じように取り組めるようになるでしょう。

 

このような流れで少しずつ段階を経て、こどもたちに取り組ませてあげてください。

私が担当していた教室では、週1回でしたが、約3ヶ月ほどで運動に苦手意識や恐怖心を持っている子でも一人で取り組めるようになる子が多かったです!

 

もちろん、その子によって異なると思いますが、共通していえることは、

 

・焦って、無理やりやらせてはいけない。

・時間を掛けて、その子のペースで少しずつ取り組んでいく。

 

運動に苦手意識や恐怖心を持っているこどもたちを見ると、早くできるようにさせなければ!となってしまう気持ちは、とても理解できます。しかし、他の子と比べるのではなく、その子に合ったペースで取り組んでみてくださいね。

 

無理やりは運動嫌いを加速させてしまいます。

ゆっくり気長にこどもたちと向き合ってください!

 

 

スポーツで日野市の生活に豊かさを!!

 

 

当クラブでは、こどもたちに「運動=楽しい!」を伝える運動プログラムを提供しています。
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