親の方が一生懸命になるな!
東京/日野市/総合型地域スポーツクラブ
スポーツ子育てアドバイザー
高柳 渉
プライベートオフィスより…
今日は、少年サッカーなどで見られる保護者の皆さんの振る舞いについてシェアしていきたいと思います。
ご自分の応援している様子を思い出しながら読み進めてくださいね!
よくある光景
皆さんはよくこんな光景を目にしませんか?
少年サッカーの試合などしている際に
「子どもたちよりも保護者が大きな声を出して、興奮している。」 「応援している保護者が審判の判定や相手のプレーに抗議をしている」 「保護者が興奮しながら子どもたちにピッチサイドで戦術的な指示をしている」
などの光景を目にしたことはありますか?
皆さんはこんな光景を目の当たりにしたらどう思うでしょうか?
しかも結構、その保護者の皆さんは声も大きかったり、言葉も荒かったり、普通の応援とは到底思えないような感じです。
「この光景よく見る!」っと思った方もいるでしょう。
応援されている子どもたち、対戦相手の子どもたちは、そのような保護者の皆さんを見て、どのように思うでしょうか?
親は静かに見守りましょう!
子どもたちは、応援されること自体は本当に喜んでいると思います。
時には、「見にこなくていい!」なんていうかもしれませんが、それは誰にでもあることなのでそこまで気にする必要はありません。
ただ、上に挙げたような過剰な応援というのは問題があります。
もはや応援ではありません。
はっきり言って、「邪魔な人たち」です!
子どもたちよりも保護者の皆さんの方が声が大きい、興奮しているというのは、子どもたちのプレーの萎縮に繋がります。
子どもたちからしたら大人がピッチのそばで何人も興奮して、大声を出していたらどう思いますか?
怖くありませんか?のびのびプレーできますか?
もちろん、そんな大声でなく、優しく「頑張れ〜!」位だったらいいと思いますが、子どもたちにプレッシャーを与えるような応援なんて必要ありません。
応援している保護者が審判の判定や相手のプレーに抗議をしているというのも子どもたちには相手や審判をリスペクトしようと日々指導者や日本サッカー協会は指導しています。
それなのに保護者が抗議などすることは正しいことなのでしょうか?
微妙な判定を受け入れることもサッカーです。あなたの一言を真似して子どもたちが退場になったり、プレーをする機会を失うかもしれません。そして何よりあなたのような激しく抗議をする大人になりますよ?
保護者が興奮しながら子どもたちにピッチサイドで戦術的な指示をしているというのは、まずルール違反です。試合中に指示を出していいのは登録されたコーチだけ、そしてベンチ周辺のテクニカルエリアだけです。
保護者などの観客が違反を犯したらチームが責任を負わなければなりません。勝ち点の剥奪か出場停止か最悪、大会追放なんてこともあるかもしれません。
そして、1番は子どもたちが何をすればいいのか迷ってしまいます。
コーチにこう言われ、保護者にはああ言われ。子どもたちはまだまだ自身で判断できません。だから、コーチが方向性を示しているのに保護者のあなたが指示を出したら邪魔だということはわかりますよね?
このように過剰な保護者の皆さんからの声は子どもたちに大きな悪影響を与えてしまうのです。
親は「今日はどうだった?」これだけでいい。
保護者の皆さんには、過剰な応援というのはして欲しくありません。
理由はわかりましたよね?
でも何か子どもたちにしてあげたいと思う保護者の方もいるでしょう。
そんな方はサッカーが終わったらお子さんに「今日はどうだった?」と聞いてあげてください。
お子さんに嬉しいことがあったら報告してくれるだろうし、悩んでいたら話を聞き出してあげてください。
子どもたちが良かったことも悪かったことも溜め込んでいたものを聞いてあげてください。
ただし、それを聞いて戦術的なことやプレーのことなどアドバイスすることは必要ありません。というかやめてください。
子どもたちが話したいことを聞いたらまたサッカーに行きたくなるような言葉をかけてあげてください。
保護者の皆さんは大切な役割を担っています。
ご自分が何をすればいいのか?
それは子どもたちのためになるのか?
これを機会に考え直して見てください!
スポーツで日野市の生活に豊かさを!!
保護者の皆さんが見守っていてくれるおかげでどんどん子どもたちが成長しています!
気になった方はこちらをご覧ください。